■電脳コイル05メタバグ争奪バスツアーs磯光雄c横山彰利d池添隆博g神山清高

◇前回のイサコとの電脳戦での損失を、拾ったメタバグを換金することで稼ごうと、鉱脈があるというイサコの口車に乗るダイチ達。
最初は、勇ましくメタバグの鉱脈を知る為に利用してやろうと言っていたダイチが、しかし、ほとんど最初からイサコの女王様の様な命令ぶりに従っている様が情けなくてシビレタ。イサコに言われるままに廃バスの床を次々に掘り起こす、アタマの悪い子分ぶりも申し分なし。癒されました。


◇ところで、電脳メガネ的には、現実の世界の壁だの床だの、ついには自分の身体までをも、テクスチャとして仮想空間にマッピングして完全再現していて、それが現実の空間の上に被さっている。そして、現実と地続きのその仮想の空間で、仮想的な現象や仮想生物と触れ合っているんだなあ・・・というのは、(この回の廃バスの現実のぼろぼろの床と、仮想の綺麗な床を見て)何となく分かった。


しかし、ワタシ的には、危機に陥った時には、メガネをオフにして、外しちゃえばいいじゃんという思いがどうしても抜けないのでした。
電波状態が悪くなって、仮想空間の自分の体の輪郭がハッキリしなくなったって別にかまやしないと思うのだけど、うーん、この状態でメガネを外したりOFFにしたりすると、メガネのソフトに何か致命的な影響があるのかしら。



◆◆以下メモ◆◆
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・冒頭ヤサコの説明ナレーション
「ネットの噂によると、メタバグの中には、時として音や映像などの情報が含まれているそうです。・・それがどこから来たものなのかは、良く分かっていません。」


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・生物部の部長、ハラケン登場


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・廃バス置き場にけぶる霧。
「これは・・・電脳霧だよなあ・・駅ビルやハザマ交差点に出る。」
「ハザマって都市伝説の?・・じゃあ、ミチコさんでるんすか?」


「この霧ってなんなの?」(ヤサコ)
「空間が不安定なときに出る画像の損失なのよ。ひどくなると黒い穴が空くんだけど、・・・ここは何故か安定しているわね。」(フミエ)


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・「奴らに掘らせたバスは、これで一五台。一個も見つからない。やはり通常には存在し無い物質なのか。」(イサコ)
・最後の手段として、仮想空間上の廃バス群を連鎖炎上させるイサコ。


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・炎上した空間に囲まれて、仮想空間の自己像がぼやけていくダイチ達。助けて欲しければ、子分になれとイサコが言うのに、喜んで子分になるダイチの様子が、ステキだった。