■天元突破グレンガラン04顔が多けりゃ偉いのか!?s山口宏c&d&g小林治

一話遅れ。
◇私が、ぼーっと一週間過ごしている間に、ネット界隈では、この回の作画が騒動になっていたみたいで、たいへんだなぁ。
◇しかし、作画崩れっつうほど、ひどい回なのかというと甚だ疑問だと思いました。人物フォルム崩れてないし、普通に動いているし。キャラクターデザインが小林さん風なのは確かだけれども。


その中で、一見して争点となるポイントは、全身像のギクシャクした動きと、キャラクターの口元の簡略な(とも受け止められかねない)表現(特に歯並びの省略と口腔内を描かない点)にあるのだとおもったのだけど、これって、小林さんの持ち味じゃないですか。


◇口元の作画で言えば、通常の話数に比べて、枚数が少なくて手抜きしているわけじゃない。ほぼ全カットの口元を小林さん風のフォルムにして「制御している」分、ふつーに口元を描くよりも手間がかかっていいるとおもうんだけどなあ。
口腔内の色彩がないのと、歯並びが漫画風なのは、個性的でいいじゃないですか。


◇ただし、この回、ちょっとクローズアップが多すぎて、普通の口パクだったら目立たないものが、ちょっと浮いて見えてしまっているのも事実。たぶん、敗因が有るとすれば、動くと楽しい小林さん風の「全身が動く」シークエンスが少なくて、顔のクローズアップが多かった事じゃないかしら。


◇ところで、濃密な作画だけど、メタモルフォーゼ的な遊び作画も混ぜて、3話までやってきたこの作品。それが受け入れられたんだから、この小林さんの作画回が受け入れられないのは良く分からないや。


◇話は、相変わらずうっとおしく過剰に熱血で、ワタシには、イマイチ。
16兄弟?のピンクマリモがカワイカッタ。