■らき☆すた01つっぱしる女s待田堂子c&d山本寛g堀口悠紀子

3話遅れ。
京都アニメーション製作、山本寛監督。
◇デフォルメな女の子達の、たわいない日常会話を愛でるショートコントアニメ。
元来ワタシは、あんまりこういう方面のアニメーションは見てこなかったのですが、新房昭之監督の最近の諸作品がワタシにヒットしたのと、涼宮さんのTVシリーズで素晴らしく実写風で大人な演出を見せてくれた山本さんが監督で京都アニメーションが製作と来たので、見てみました。


◇新房監督が、同じような素材(たとえば、ぱにぽにだっしゅ・・・・違う?)で、舞台的な奇抜な構図と、徹底的にデザインされた画面と、場面を制御する力のある音楽を使って、メリハリがある、不自然に歪んだバロックな魅力を発散するギャグアニメーションを作ったのに対して、この作品は、ナチュラルなのが魅力じゃないかしら。


キャラクター達のたわいのない流れるような会話に中心を置き(その分、声優さんが役者ぞろいで素晴らしすぎる。)、主張しすぎない、しかし、丁寧で堅実な画面演出。背景音楽すら控えめです。
しかし、そこに、時折混じる、場面のカットインだとか、動きとか、ハッとさせられるタイミングの良い演出が強力。ワタシには表現しかねるのだけど、熟考の末に映像を配置する手際の「センスがいい」というカンジかしら?


◇ところで、主人公のコナちゃんの中身が、(可愛らしい外見と裏腹に)その言動から、ワタクシには、もう、<30代のオタクな男>にしか見えなくて、(爆笑していいのやら、困惑するべきなのか)複雑な気分。
トドメは、エンディングのカラオケ。「宇宙鉄人キョーダイン」を知っている女子高校生がどこにいるっ