■「Kanon」02雪の中の入祭唱〜introit〜s志茂文彦c&d石立太一g西屋太志

相変わらず透明感のある雪国の背景描写が素晴らしい。教室の外に雪を被った山が見える様とか、屋内が雪の照り返しで明るく澄んで見える様子とか。
そこで、ゆったりとしたさりげないドラマが、じっくりとした丁寧な手つきで演出され、作画されていくのだが・・・。


しかしですね。好きな人には怒られると思うのだけど、個人的には爆笑の連続。「・・・だよ」とか、「うぐぅ」とか「はうー」とか、妙な語尾をつけたり、あり得ないアニメ的な妙なイントネーションとかセリフ回しの女の子の大量投入。
主人公相沢祐一くんの回りに次々に湧き出てくる奇人天国の様相を呈してきて、物語の不埒な趣旨どおりハーレムが形成されるつつあるのだろうけど、その話上の意図共々、苦笑を通り越して、妙に嬉しくなって来てしまった。
男キャラクターの影が薄いのも、正直すぎるぜ。
だけど、やはり、女の子が人間に見えないの・・・・


◆◆以下メモ◆◆
名雪のキテレツな声とイントネーションの目覚まし時計
名雪のお母さんの作る謎のジャムが、いいカンジだ。


・第一話に続いて食い逃げしている、小学生とばかり思っていた女の子は、高校二年生とのことで、羽のある鞄を背負っている様子といい、お気の毒としか・・・・