■ネギま!?05東京は敷金礼金高いなあ、ゆーて仮契約ってそう言う意味ちがうん?s高山カツヒコc&d尾石達也g守岡英行

2話遅れぐらい?
なんだか、(いままでも十分画面に凝りまくっていたが)いつに増して、画面に吸引力があって素晴らしいと思ったら、コンテと演出は、尾石達也さんなので、きっとそのせいじゃないかなと思ってみました。
ここまで、徹底的に意志の力で制御下におかれた画面って、なかなか見られないような気がする。様式的な画面設計と、場面を語る、リズミカルに刻まれるカットが心地よくて、素晴らしい。
今回は、挿入される無意味なギャグカットは少なくて、デザイン的なものが多い気がしました。


萌えキャラがしゃべり、或いはギャグを繰り広げられているそのアニメーション塗りのセル画の前と後が、徹底的にデザインされているカンジで、このミスマッチ感がすごく心地よかったです。。


ところで、何だかネギくんは、毎回生徒を手込めにしていくんですが・・・・ハイペースすぎですよう。しかし、ハーレムの王が、10歳だってのが倒錯しているな。
あと、この物語は、ネギくんが、手下の女生徒を敵と戦わせるとゆーフォーマットみたいだということに漸く思い至る。女生徒なのに、ポケモンとか、カプセル怪獣と同じコンセプト?・・・うーん


◆◆以下メモ◆◆
チュパカブラ部コント。お題は「チュパカブラの好きな言葉」。面々が、わけのわからないことを言ってなごみます。ぱにぽににも頻出したこれは、芸能人を生徒に見立ててやる懐かしのコントのパロディだよね。


・前回、ネギくんの毒牙にかかったのどかさんが、試しに能力を発動させるところ。
・その能力は「日記に相手が思っていることが浮かんでくる」とゆー訳のわからないもので、餌食にされたのが、マスコットキャラのオコジョ。
・最初は、とまどいつつ、次第にイジワルしてやろうとおもって日記を読むこのシークエンスの、細かく刻む画面と、他愛のない内容がすごくヨカッタ。


・CGで表現された天文部の巨大「惑星儀」。これ、この回だけにデザインされて使われるとしたらものすごい贅沢だけど、今後の展開でつかわれるんだろーか。


・Bパート冒頭のネットアイドル「ちう」のギャグ。あっという間に彼女の自己顕示欲を暴走させて、生活感のある背景を与え、なんか話に絡んでくるのかなーとおもったら、それっきりってのがヨカッタ。
これ!繰り返しのシリーズギャグじゃないかな!毎回くだらない挑戦をしてくれるのではないかとわくわく。


・亀甲占い・・・亀の甲羅の代わりに卵を焼いてみた・・・・・


・墓場での戦闘シーンは、絶えず画面を揺すり、フォーカスをゆるめたり、急にズームしたり。様式的な墓場のデザインもヨカッタ。
・このシリーズ、戦闘シーンとなると緊張感を盛り上げるのだけど、必ずギャグで落としてくれて素晴らしい。この回は、いざ変身でアスナさんが訳のわからないマスコットキャラになってました。


・関西弁のお嬢様と、その従者の忍者が、ネギくんと契約を結ぶことについて対話するところの、交互に繋ぐ対話のカットの構図が気持ち良かった。