■おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル〜32カッコ良くなれたらイイぞな!s山田隆司c高柳哲司d岡崎幸男g阿部千秋

一話遅れ
わはは、ばかすぎるー。疾走感のある突き抜けたバカバカしさで、ヨカッタ。癒された。
冒頭の新聞配達のバクくんを早朝待ちかまえているマイメロの、無邪気をよそおった邪悪さが、相変わらず素晴らしい。
イケメン新聞勧誘員という地味にファンタジーな存在に生存を脅かされるバクくんに爆笑。
あと、勧誘員の顔がよいと言うだけで新聞を代えてしまう夢野家のヒトビトのダメさ加減が味わい深いな。歌ちゃんは、その安易な面食い思想をクロミに問われて「・・・そんなこと言われても」って開き直っているし。


あと、自分が元はイケメンだったという幻想を抱いたバクくんが、マリーランドのナスの森をバクの刑を解く教典を求めて彷徨うパートもヨカッタ。
歌ちゃんが巨大化して火を噴いたりして暴れるところとか、思い切りの悪い中途半端なセリフ(「歌ちゃん、寝返りぱーんち」とか、「歌ちゃん、ぐるぐるまきー」とか、「歌ちゃん、ファイアー」とか)にシビレタ。Bパート後半ではドスの効いた同種のセリフの連呼があるので、わざと演出したのでしょーか。
あと、そんな歌ちゃんに、クロミが怯える様子とか、よーく演出されてました。この回は全般に、細かい小ネタが頻出すると同時に、それと密着した作画演出の技のキレがヨカッタ。


「バーク、アレをみるのじゃ。アレは負け犬の星じゃ」
「バク、お前はイケメンなどは目指さず、負け犬道を極め、負け犬の星となるのじゃ。さすれば道は開かれよう・・・」
ううう、嫌な星だな。


◆◆以下メモ◆◆
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・冒頭、早朝の新聞配達のバクくんを待ちかまえているマイメロ
「バクくん、マイメロ、バクくんに謝らなきゃいけないことがあるの。」
「どうしたぞなか?」
「来月から新聞をかえることになっちゃったの」
「ぞなーっ、なんでぞな!」
「実はね、昨日の夕方、イケメンさんの新聞屋さんが来てね・・・・・」
夢野家のヒトビトはイケメンに幻惑されて契約する約束をしてしまう。


「ちょっとまって!それじゃバクくんがかわいそう。ってマイメロはいったんだけどぉ。でもね。<(勧誘員)これもサービスしちゃいますから><(回想のマイメロ)うわーっ、ウサミミ仮面さんだー>・・・・・」
もらったウサミミ仮面人形を手に無表情に不気味に嬉しげなマイメロのショットがオカシイ


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・なすびの神様、ファーストシリーズの51話以来の再登場。
「わしゃ、人間界では夢が丘一丁目から五丁目を司る、地域密着型のナスビの神様じゃが。」


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・なすびの神様のテキトーさがいいな。
「うわぁ、なにこれ?西遊記みたい?」
「お経を取りに行くならやはりそうでないとのー、雰囲気、雰囲気!」


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ウサミミ仮面のやる気の無さを表現する登場時の定型セリフに、やる気がないだけでなく拗ねたカンジの新アレンジが加わっていて爆笑した。