■ネギま!?02うっそ、仮契約ってそんなことすんの!?s金巻兼一c福田道生d宮本幸裕g杉山延寛

3話遅れぐらい?
ぱにぽにだっしゅで、傑作OPを連発した、尾石達也さんのOPがこの回から。期待に相違なく、シンボリックで様式的で、むちゃくちゃカッコイイ。音楽演出的にも、OP前半を登場人物のモノローグでつなげる構成がなかなか決まっているのではないでしょうか。


さて、本編は、新房監督らしい、画面設計へ過度に傾斜した演出が、非常に楽しいが、話が・・・・・
園都市に閉じこめられて永遠の高校生を繰り返す吸血鬼女生徒の話は、なんだかいろんな良く聞く要素がハイブリッドされているようで(個人的には)イマイチ乗り切れないですよう。
吸血鬼女史が、ネギくんと、月光の下で戦う一連のシークエンスの画面設計と演出、及び過去の因縁として語られる彼女がネギくんの父と戦うアメコミ風の線表現の一連のシークエンスは、「画面」的には、すごく見応えがあるのだけども。


また、吸血鬼女史の物語が本線として語られている一方で、学園の日常パートも、普通のアニメーションではお目にかかれない不思議な構図の連発で非常に見応えがあって楽しい。
だけど、コレを「物語」や「ギャグ」として楽しむ為には、非常に高いハードルがあって、ううう、登場人物多すぎませんか・・・・
私のメモリーが足りないせいか、誰が何をいったか、どういうキャラクター特性をもっているか、過去の発言とどうつながっているか、誰と誰がどういう関係で、今のボケは繰り返しギャグなのかどうか・・・・そんなことが、判断不能状態で、非常に悲しい思いをしております。


ところで、魔法使いの子供先生、吸血鬼生徒、彼女と一緒にいるロボ女学生とか、何気なくカオスな設定が溢れていますが、これ、真面目に物語作って処理するよりも、ギャグとして、無意味に還元していったほうが、個人的には楽しめそうなんだけども(そんなのあんただけだ!と言われると、ハイそうですと言うしかないですけれども。)


◆◆以下メモ◆◆
・前回から登場している黒板ギャグとか、アスナさんの「まほ」とか、盥落としとか、ぱにぽにだっしゅの残像が何げにプロットされてます。盥落としは世界設定に併せて、ネギくんが魔法に失敗して落ちてきたという位置づけみたいだったけれども。


・あと、余りに何気なさすぎてスルーしそうになったけど、壊れたロボ子を研究室に運ぶ女先生?生徒?と廊下ですれ違うところで、彼女の<おでこぴかり>のギャグが・・・・