■コードギアス 反逆のルルーシュ03偽りのクラスメートs大河内一楼c&d村田和也三好正人gしんぽたくろう高瀬健一総g千羽由利子中田栄治

何だか、この回からだけの単なる印象だけど、「問答無用の超越した能力があり、その発動のルールを探りつつ、そのルールを応用して、正しい目的の為に(悪役に足を踏み入れた)間違った倫理観と活用法で、たった一人で「大きな敵」を相手に、知力だけで対抗していく・・・」とゆー、デスノートの結構だけを借りてきたような印象がしちゃった。(予告をみてなおさら・・・)
まあ、ルールは、いまのところ、こちらがよほどシンプルだけど。


冒頭で、いきなり腹違いの兄の第三王子を殺してしまったり、如何に母親を殺した王家の人間を憎んでいるとはいえ、やりすぎ気味な主人公。自分の新宿での惨劇中での活躍を知る者を、いざとなれば消せばいい、なんて嘯いていたりします。
とはいうものの、たとえ結果の正義はあったとしても、倫理的悪役を貫くアニメーションの主人公はほとんどいないので、是非、ルルーシュくんには頑張って欲しい。(あ、ブラックラグーンは、結果すら正義でないか・・・)


ところで、今までの二話でつかみはOKという訳か、この回は、一転してルルーシュの日常の学園生活で、主人公の脇を固める。
のんきな生徒会の一同で、生徒会の活動費を整理するところとか、生徒会の新メンバーの歓迎会だとか、とどめは、「女ゲリラが(病弱なフリをしている)同級生」とか、カナリ脱力してしまいました。
(母の暗殺事件に起因するのでしょうか)妹が盲目で車いすで、ルルーシュが溺愛しているというのも、物語的な王道すぎるかも。


だけど、こののんびりした環境を基盤に、国家権力や周囲にバレるかバレないかを興味の起点に、ピカレスクな活躍を見せてくれそうで、物語的な構図は最強な気がする。
早速、前回、圧倒的なロボ戦を見せてくれた竹馬の友のスザクくんが、第三王子殺害の容疑で捕縛されている映像がテレビで流れるラストで、次回も面白そう。


「そうだ。おれたちには選択できる未来が限られている。ここで匿われているといってもアッシュホード家がいつまでも後ろ盾になってくれるか。・・・素性がバラたらシャーリーやリバルたちだって離れるだろうし、・・行く末は政治の道具か陰謀の餌食だ。・・・作らねば、ナナリーだけでも幸せに過ごせる世界を」


◆◆以下メモ◆◆
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・前回の続きのシチュエーションで、第三王子クロビスに迫るルル。
「母の身分はキシコウだったが、出は庶民だ。他の皇女達にとってはさぞや目障りな存在だったんだろうな。・・・・しかし、だからといってテロリストの仕業に見せかけてまで・・・・・・母さんをころしたな」


・左目の能力で、ムリヤリ首謀者を聞き出そうとするが、実際の首謀者が誰なのかは彼は知らない。
「第二王子シュナイゼルと第二皇女コーネリア・・・彼等が知っている・・・」


・命乞いする何も知らない第三王子を殺害。いい根性してます。
「きれい事で・・・世界は変えられないからな・・・」
・とはいいつつ、学校でクロビスを殺害した状況を思い出してもどし、「ふん・・・我ながら細い神経だな・・・」とうそぶく。


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・女ゲリラは、学校では、資産家のシュタットフェルト家の病弱な令嬢と信じられている。
・ルルは左目の力で、新宿の女ゲリラであること、日本人との混血であることを聞き出すが、術を解いて後、二度目に能力を使って「新宿のことは誰にも言うな」と命じるが効かない。
・ルルの「左目」は、一回だけ命令を聞かせることができるらしい。


・新宿の「声」ではないかと疑うが、ルルは、左目の力を使って、自宅のお手伝いさんを操り、録音した声を電話越しに聞かせて疑いを晴らすのでした・・・・・・
・これは、自宅が学園内にあり、一度きり有効な能力を使っても、今後ルルと利害関係が生じそうにない一番無害なヒトを選んだってことでしょうか。
・ルルは、素性を分かった上で、学院長に保護されているようです。


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・第三王子クロビスの死で、本国に呼び戻された上での、自らの失脚を悟った補佐役のふとっちょの将軍。
・足がつかないように、クロビス殿下と共に「皇帝陛下に秘密で」「進めていた」計画の研究所の破棄を決定し、成果だけを持ち去ろうとする。
・しかし、臣下のクーデターで、将軍は、捕縛か死亡の生死不明の状況で、研究成果はいずこへ・・・


・研究室では、一話の緑髪の少女の脳波を調べている写真とか、その少女が戦車がこっちへ向かってくるような戦場を駆けている白黒写真とか。