■BLOOD+45手のひらを太陽にs砂山蔵澄c松林唯人d藤咲淳一g飯田広義芝美奈子小林利充

シフのモーゼスとカルマンの退場。
夕日を見ながら共に消えてゆく、といゆー感動的に盛り上げている演出なんでしょうが、つまんないところで気になって、あんまり感情移入できませんでした・・・・・オレ、だめだ。


まず、何はともあれ、シフの弱点を感動的な展開とラストにつなげる為の脚本的作為としか思えない、日中の戦闘。
解釈としては、「友人が、一刻を争う瀕死で、切羽詰まっている」ゆえの、冷静な判断が出来ない、情動と行動ってことなんだろうけども、ワタシの受信性能が低いみたいで、その辺のモーゼスの必死さゆえの混乱をワタシは受け止めることが出来ませんでした。


次に、シュバリエのジェームスさんが、瀕死のカルマンに、モーゼスを騙してカイ殺害へと走らせたことを、こんなに早く話す必要があるのか。
良くある、「悪者がうっかり口を滑らせてしまったが故に、企みが阻止される」パターンになっちゃってますね・・・・・
というか、わざわざ戸を一枚一枚開けて、シフが苦手な太陽の光を、カルマンにギリギリ浴びせないようにして、死なぬように生殺しにしているみたいな状況を見ると、ジェームズさんの狂気をわざと演出しているのかなー。
ジェームズ、改造人間になってから性格が歪んだんでしょうか。
この回、ジェームズが、ディーバに、改造された身体がキモチワルイと否定されて気に病んでいたり、自分の身体を構成しているシフの血脈に恨みを抱いていると述べたりしていて、さらに、冒頭シュバリエのネイサンが、ジェームズのシフ活用計画を指して、「狂気と紙一重」といっているので、そういうことなんでしょうね。


◆◆以下メモ◆◆
・ジェームズ。カプセルで養生されているところをディーバに否定されてます。
「何コレ、こんなの、僕のジェームズじゃない。・・・・・もう、いい。いらないっ」


・シフは、ルルゥだけに、なっちゃった。