■僕等がいた04・・・s小川みつきc大地丙太郎d下田久人g小関雅

2話遅れ。
いいなー。癒されるなー。
前半の七美の淡いが硬い緊張感の持続とヤノの頑なさ、それらが最後に溶け出すようなカタルシスある演出は成功していると思った。


前回ヤノとの間に心のつながりが出来たと思った七美ちゃんだけど、夏休みが終わってその後は非常に素っ気なく、ヤノの態度、表情に振り回される日々。
非難されているヤノを心から思って庇うと、そんなこと必要ないと、関心ない様な顔で拒絶され、振り向いて欲しくて見つめると目をそらされ、「もう前みたいに話せないのかな・・」と失意に沈む。
その度に、何でもないように振る舞おうとする七美ちゃんが、カワイらしくていい。


しかし、そんな状況でも七美ちゃんはめげない。舞台は、文化祭の演劇の本番。ヤノの本気か冗談かわからない「セリフを忘れた」との発言に本気で反応し、「ヤノはちゃんとできる・・・・でしょ。ヤノ」と力強く述べる。
ヤノは、何も言わないけれども、じっと見つめる。


最後まで素っ気なくしていたヤノは、後夜祭で、七美ちゃんに好きだと言いキスするのでした。


◆◆以下メモ◆◆
・ヤノの亡くなった元彼女の妹で、七美の同級生ヤマモトさんは、ヤノに厳しい。
「いつもさぼってばっかのくせに、こういう時だけ現れて役に立っている振りをする・・・・・上手いよね。」
何も言い返さないヤノともども、二人の間の葛藤が今後描かれることでしょう。


・なんか文化祭の演劇「希望の峰」が、非常につまんなさそー。時代劇。
・ヤノに関心を持つあまり、自分の出番を忘れる七美とか。


・後夜祭のパレードで、ヤノと冗談めかして死について対話。
「死ぬのなんかさ、ラクチンだと思わない?・・・・・うーん、まずね、指を一本ずつ折っていって、ツメを一枚ずつ・・・・」
「・・・もういいす・・・・ヤノくんはサディストっつうことで」
「そうじゃないよ。・・そうじゃなくて。死んだら何も感じない、分からない。それじゃつまんないだろ。」


・七美がパレードでなくした、ガラス製で自分で買った指輪を見つけ、ボンドで直すヤノ。その指輪を七美の指にはめようとする。
「結婚式の誓いのことばっていいよね」
「汝この者を妻とし、永遠に愛することを誓いますか?」
「・・・・誓います!」
「俺たち結婚させられちゃうのかよ・・アハハ。」
「つ・・つい・・・笑うな。バカ・・・こ、言葉だけじゃ足りないよね。」
「えっ?」
「あたしだったらこういうよ。・・・・・「指を・・・・折ってください」・・・・」
「はっ・・・何いってん・・・お前、いかれてる、いかれているよ・・・・・」


SE、音楽を完全に切って、十分な空白の間のあと。
「高橋、一度しか言わないから良く聞いて。・・・・・・・・・好きだよ。」
あー、キスしてますね・・・・