■N・H・Kにようこそ!06クラスルームにようこそ!s西園悟c園田雅裕d舘澤祐嗣g村井孝司

ああっ、猛烈な勢いでワタシの守備範囲外に・・・・・・・・・・引きこもり脱出の為の行動目標が、何でよりによってエロゲー作りなのか理解できません。


しかし、その中で、特筆するとすれば、Bパートの、引きこもりの主人公の認知が歪むシークエンスが気に入った。
隣のヤマザキくんの通うゲームの専門学校?に、侵入し、講師に見咎められて、見学者を装うところ。
ゲームシナリオ講座の見学をすることになり、課題のゲームの企画書を書いている途中で、講師に笑われて、猛烈な勢いで自我が縮小していく様が非常にイタくて素晴らしかった。
「素人だと思って・・・ヒトを見下して・・えら・・そうに・・・」


すべてのヒトが自分の悪口を言っているように感じ、視野に皮膜ができ、認知が歪む。「陰謀だ」と叫んで逃げ出していき、階段の暗がりに膝を抱えてうずくまる様など、迫真。


しかし、そもそも引きこもりが、隣の後輩に彼女が出来たという噂に突き動かされて、そんな得体の知れない「学校」とゆー閉鎖的な組織に乗り込んでいけるものだろうかという、疑念がひとつ。
そして、そんな病的な認知の歪みを経験したあとで、ヤマザキくんの彼女みたさに未だ校内に残るだろうかという疑念がひとつ。
ワタシは、アタマがカタイので、非常に納得いかないところです。


◆◆以下メモ◆◆
・ミサキちゃんは、言動がやっぱりおかしい。普通と電波の、狭間のカンジ。動機と、彼女の今後の展開が気になると言えば気になる。
「自分に自信が持てないのなら、相手を自分よりダメ人間にしてしまえばいい・・・・そういうことです。」
「・・・だからね。会話の相手を自分よりダメ人間だと想定するんです。見下すんです・・・すると緊張することなくすらすら話せます。・・・なごみます。・・・ね、わたしがこうしてすらすら話せるのもこのテクニックのおかげなのです。」
さすがにサトウくんもつっこむか。


「サトウくん、ドウテイでしょ。・・・彼女も居ないし、仕方ないよね・・・・」


・大学からの除籍通知を受け取って呆然するサトウくんが泣けた。