■おねがいマイメロディ〜くるくるシャッフル!〜14お行儀よくなったらイイナ!s江夏由結c&d麦野アイスg竹内啓仲田美歩

2話遅れ。爆笑ポイントが久しぶりに多数。面白かった。
まず、柊先輩のいやげもの
第9話「スキって言えたらよろしおすナ!」で、歌ちゃんが、二人とも京都にいるのに京都土産と称して、柊先輩に手渡した<クリアケースに閉ざされた、五重塔に雪が降り電飾がつくという物体>のお返し。
<東京タワーと奈良大仏をデコレートした物体>を、久しぶりに学校に出てきたお土産として歌ちゃんに渡すのですが、「君は・・そういうの、好きだと思って・・・」とゆー、柊先輩のイヤそうな様子が絶品。(自分の美学にあわないものを土産として渡すのがイヤだったのか、後輩の女の子に土産を渡す姿を見られるのがイヤだったかというと、ワタシは、断然前者だと思った)
それを受けて、複雑な表情をせず、ひたすら喜ぶ歌ちゃんはカワイイのか、微妙なヒトなのか・・・


次に、マイメロパパの役に立たなっぷりがすごかった。素晴らしい。前々回12話「かまってくれたらイイナ!」では、マイメロパパの「口だけ男」ぶりを垣間見たのですが、この回は実践編。
お助けキャラとして呼び出されながら、意識的に役割を完全に放棄するという、父権失墜の象徴と化してしまうのでした。
「おや、パパを呼んでくれたんだね。マイメロ。」
「あー、呼ばれるんなら野菜を持ってくればよかった。」
<そうっかー>
<あのー、いそぐんですけど。>
「あー、すまなかったねー。さて何をすればぁー。」カブキの隈取をしたセバスチャンを見て、植木の陰に逃走するマイメロパパ・・・・
「・・・パ、パパは平和主義者なんだよ。堪忍しておくれ」といってメロディマークを放り投げるのでした。


◆◆以下メモ◆◆
・朝食の席、ジュンくんが、兄に軽口をたたいて、柊様が足を止めて佇む様子。凍りつき食卓を押さえつける一同にツボをつかれた。


・パトリシアお嬢様のエピソードの時点では、(シリーズ的に)セバスタンは存在していなかったはずなので、しらばっくれて話しつくってます。


・ジュンくんが、歌ちゃんに返すハンカチは、第11話「潤になれたらイイナ!」で、得意と思っていたギターも兄にはかなわないことを悟って悔し涙にくれるジュン君に、歌ちゃんが手渡したハンカチだったり、珍しくスパンの長い話のつながりが多い回。


いやげものを受け取る歌ちゃんの背後で、意味不明にはやし立てるミキ。
「おみやげ、てみやげ、トリビュート。うれしはずかし、ププッ・ピ・ドゥ」


・バコが、「クロオンプ」としゃべったり。


・セバスチャンのジュンくんにマナーを仕込むという夢の扉の向こうが、カブキマンと未来世紀ブラジルのサムライ騎士を足して二で割ったようないでたちで笑った。


・マナーをめぐるセバスチャンのスパルタ教育と、まったく従わない、子供のようなジュン、クロミ、バクの様子が、いちいちほほえましくて爆笑。
・しだいに、ただの追いかけドタバタものになり、セバスタンがマイメロパパの代わりに参戦。
コグレも巻き込まれてワニとドーベルマン3匹にかまれ、しまいに、セバス兄弟が、花火ミサイルを発射。柊家が半壊するとゆー、わけのわからない展開が非常にヨカッタ。
・歌ちゃんとミキのしらけた風情が華をそえてます。
・「悪意あり、テンポありの意味なし」に勝るギャグはないですよ。やっぱり。


マイメロ慈悲深すぎ。
「パパもお疲れ様」
「今度は、もっとやさしいヒトが相手の時に呼んでおくれ・・。」「パパ・・じっくり語り合えるとおもうんだ・・・」・・・・このヘタレ具合がすばらしすぎる。