■仮面ライダーカブト22s米村正二d田崎竜太特撮d佛田洋アクションd宮崎剛

あー、ワタシの大好きだった、シリーズ初期の、アタマの悪い「リアル」ヘタレちんぴら加々美さんは、もう二度と見られないのでしょうか・・・・
「・・・オレ、思い切りぶつかれば何でも克服できると思いこんでいて・・・バカですね、いまどき。こういうの一番かっこわるいですよ・・・・・」
なんて、絶対言わないよ、初期加々美さんだったら。そういう意味では、この断層は、このシリーズの試行錯誤なんだろうな。たぶん、加々美さんの成長ではないと思った。あれこれ考えても報われないカンジの迷走。


加々美さんの父にしてZECT長官の、ここ最近のエキセントリックなキャラクター付けと凝った画面演出。その手下の、不動産屋みたいな司令官の急速なキャラ立ちも、試行錯誤の結果でしょうかね。こちらは、かなり好みなカンジ。


この回は、細かくカットを刻むシーンが多くて、結構画面的に見応えがあった。


◆◆以下メモ◆◆
・じいやラブのワタシとしては、「オレが世界の宝なら・・・あの人は人類の宝」との天道さんのコメントに大喜び。決して邪険に扱わないでくださいね。


・メイド服・・・というよりウェイトレス服のひよりさん。なんか風俗のヒトみたい。世間一般にメイド服とよばれている格好ってメイド風衣装だよね。
そんなの由緒正しいサソリライダーの家柄ではあってはならないのではと若干思ったが、不機嫌なヒヨリさんで相当イヤされたので、ヨカッタ。・・・・そういえば、癒しの定番、天道妹が出てこなくて、かなり不満。


・金持ちサソリライダーの誕生日は、もり立てるのはじいやしかおらず、わびしく、悲しいカンジ。
「ほぉー、これだけこぢんまりとした誕生会は・・・オレが飼っていたウサギの誕生会以来だ。」との発言が、虚言癖に見えてしまった。


・先祖伝来の純銀のホークで食事代を払うじいや。サソリライダーの家って、斜陽のタケノコ生活なのか?


・誕生日ソングをムリヤリ歌わされる景山さん。景山さんに、ムシ倫理の裁きがくだらないのがずっと納得いかなくて気になって・・・。この設定はなくなってしまったんでしょうか。それにしても、矢車さんはどこいっちゃったんだろうなあ、カワイソ過ぎる。


・工場での戦闘中に、姉がワームに殺害されたことをを思い出したことをきっかけに、なんかワーム化してしまったサソリライダー。


・加々美さん、子供を信じてたら、やっぱりワームでした。胸どころか体中を串刺しにされ殺されちゃったよ、どうすんのよ・・・・と思ったら、クワガタライダーに変身・・・・・
・これ、加々美くんは、実は既に死んでいて・・・ってゆーノリの話になってくれないかなとも思ったが、そんな幸福なことはたぶんないな。変身すると瀕死の重傷も直るという設定が発生なのかな?