■SAMURAI7_01斬る!s富岡淳広c滝沢敏文d黒田やすひろg橋本英樹g協力奥野浩行_アバンパートs富岡淳広c小林誠d吉田徹g橋本英樹

一年ぐらい前にBSでやっていたやつの地上波放送本年4月開始分を今頃消化開始。
言わずと知れた「七人の侍」のSF翻案モノ。
本当なら、原典といろいろ比較したいところだが、ギンレイホールで見たのは、もう十年以上の遙か昔だな。当時、毎年年末にやっていた黒澤特集を3年ぐらい毎年見に行っていたモノだけど、さて、もうすっかりわすれちゃったよ。ダメ人間。


しかし、第一回を見る限りでは、原典云々という話じゃなく、比較するのもあんまり意味ないかなと思いました。なんか、もう、全然ちがうし。萌えキャラいるし。ヒロインの巫女みたいなヒトがスカート短くて、腹だしているし。・・・ヒロイン?
とはいっても、場面とかセリフとかは埋め込んでいるのかもね、とは思った。非常にいいかげんな発言ですが、、Aパートで、農民がノブセリに対抗すべく納屋で喧々囂々の相談をしているところの、帯状の外光が納屋の人物を照らすところとか、なんか記憶があるような。(はい!ウラをとれってことですね。そのうちウラとります。ちがっていたらごめんなさい。)


あとは、農民の卑屈さだけは、舞台が遙か未来だか、遠い惑星だかにかわっても、変わらないところかな。
滝沢監督は、ここについては、物語のコアとして譲れないと思ったのでしょうか。原典の結末も、この卑屈さに呼応するものですし。
しかし、SF装束と超近代都市のなかで、この卑屈さは、異様なカンジがする。この選択が吉と出るか、凶と出るか、しばらく眺めていって見ましょう。(しかし、超近代都市で、こぼした米をはいずって回収する、農民一行の、なんというか一生懸命演出の、ヘンなこと・・・・・爆笑しちゃったオレは間違っているのですね、きっと。)


ところで、ずーと志村喬はどれ?三船敏郎はだれ?・・・・って、思っていたんだけど、ED見ていて、ひょっとして、押し込み強盗から子供を助けたハンサムおじさまが、志村喬で、巨体のロボットが三船俊郎?・・・・という不吉な予感が・・・・


小林誠のボリューム感のあるメカデザインはハイパーウェポンの昔から変わらない美質だとおもうんだけど、せっかくの小林デザイン全開なのに、CGでは表現がかたすぎちゃうと思うんだ。