■ブラックラグーンBLACK LAGOON09Maid to KILLs片淵須直c&d荒木哲朗g井上英紀

前回の続き。酒場で、殺人メイドが銃撃戦。さらに、不死身の生命力で追いかけてくる話・・・・・・・。
その状況からして既に、十分バカすぎるけど、ノリノリの銃撃戦演出と、ターミネイター的カーチェイスで、バカバカしい状況が突き抜けた結果、かえって、結構な面白さを醸し出しているのではないでしょうか。そのノリに作画とか、音楽が高水準で併走していて、素晴らしい。
今はただ、その無敵ぶりに爆笑しましょうってカンジ・・・・・あー、笑った。


今まで思いつかなかったけど、考えてみれば、このシリーズからして、ロドリゲスのデスペラート的な不自然な格好良さと、突き抜けたバカバカしさが味ですし。


◆◆以下メモ◆◆
・冒頭の、少年の目に映る、すさんだロアナプラの夜の歓楽街の様子が結構、雰囲気でていてヨカッタ。


・ロック「じゃあ、僕がよその誰かに人質に取られたら、そのカトラスふりまわして助けに来てくれるのかい?」
レビィ「人質に取られるようなマヌケなまねを許さないよ。そん時は、自分で自分のへそでも食いちぎって仲間に迷惑かけたことをわびながら死ぬしかねえ世界なんだ」
ロック「ね、こういう仲間達なんだ。・・・・・・・それはそれで、付き合い甲斐のあることなのさ。」


・メアリーポピンズの傘みたいなヤツに仕込んだショットガン。拳銃跳ね返すこの傘の布。キコキコ鳴りながら揺れる店内の照明。
・横っ飛びに一回転して銃撃をよけたり、傘を踊るように振り回して銃撃したり。トランクに仕込んだマシンガンとか。


・「若様・・・」とか言うのはヤメテ欲しい。メイドだから仕方無いかも知れないけどさ。メイドじゃ仕方がないよ。


・ロックに取りすがり「ダメだ僕はもう・・・・・あんなロベルタ・・イヤだあ」という、御曹司の言葉にショックを受けてトランクのマシンガンを取り落とす殺人メイド・・・・ここ、音楽のかかり方が微妙で、爆笑した。もはや、ギャグにしか見えない。


・「生かしておく理由が消えました・・・ワタクシ、これでおいとま致しますが、コレを是非受け取ってくださいまし。・・それでは、みなさまごきげんよう」・・・・・長いスカートからパラパラ落ちる手榴弾・・・・これも爆笑。


・「信じるよ、アレは未来から来た殺人ロボットだ。・・・映画と違うのは、シュワルツネッガーが演じていないことだけだ。」Bパート後半はこのノリで。


・笑いを誘うのは、実は、メイドの服よりも、牛乳瓶の底メガネがポイントだと思った。・・・もう、この出で立ちが、走っている車で窓から手を突っ込んで人間引きずり出したり、口裂け女みたいにおいかけてくるんだぜ。もう、抵抗できない・・・笑った。