■BLOOD+33信じるチカラs森田繁c佐野隆史d浜崎賢一g小林利允中本尚子

前回、炎上する船にサヤとディーバ先生を残したまま、脱出した一同。サヤの行方はようとして知れない・・・
・・そして、1年後(らしい。この回では、語られず、何年たったか気になって前回の予告を見たらそういってた。)翼手の頻出するロンドンにて。


これまでの物語の人間関係の構図が激変していて面白かった。
まず、デビットおじさまの変わり果てたアル中ぶりがポイント高い。昼間から薄暗い部屋にこもって黙々酒を飲み続けており、すばらしい。
いままで冷静沈着のつまらないキャラクターだっただけに、意外な弱さが前面に出てきて好感度アップ。
ロシア編で、ジュリアさんに、前はロボットみたいだったけど、今はアンドロイドになったと言われて、弱くなっているのかなと言っていたデビットさん。ここに至って漸く人間らしいキャラクターになったってことですかね。


一方、カイ兄ちゃんは、キャラクターデザインが、面長になり、行動もやっと準主人公らしくなってきたかも。デビットおじさまの酒を流しに流して、説教して、かっとしたデビットが殴りかかってきたら、かわして一撃を加えたりしております。立場逆転。
「・・・あんたは、もっと格好良かっただろ」


◆◆以下メモ◆
・物語が一段落して、サブタイトルの背景色が黄色に変更。
ところで、いまさらだけど、26話からのOPが秀作。微妙な黄色の使い方など、精神的にささくれだった感じと、静かな内省、爆発する感情が、上手く演出されているようですごく好きかも。ラフっぽい作画が非常に効果的。


・カイとデビット、ルイスが匿われているのは、事情を知っている、元戦場の同僚の家らしい。この家には子供と女の子がいて、あー、悲劇要員!と思ってしまった。
・戦場で親を失った子供が里親にもらわれるまで預かっているそうで、それを世話するモニークという女の子はカイが気になるらしい・・・・もうこの時点でやばい。
・おしっこもれちゃうとさわぐ子供の声が、リクに被って思わず、ほろり。


・コリンズ先生とジュリアさんは、アメリカに渡り、翼手の研究。そして、米軍で、翼手を殲滅する、人間を改造した特殊生物兵器を作り上げたみたいです。
・翼手に悩まされるイギリス政府が、その兵器の導入を決定。
ジェームズ「状況は全て我々の予定どおりに進行している。3ヶ月以内に、特殊作戦軍に新設部隊の設立が内定した」
アンシェル「デルタ計画も順調と聞いている。完璧だよ。ジェームズ」


・3体の翼手に囲まれてピンチのリクを救ったのは。霧の中から現れたサヤ。遠景から歩み寄るシルエット。その口元と目だけを映して、次回。


・やっとリアルタイムに追いついた。