■BLOOD+32ボーイ・ミーツ・ガールs菅正太郎c&d工藤進g福島豊明石井明治飯田宏義

うわー、子供には、トラウマ展開。思い切ったことを・・・・・・
健気な、リクのカイ兄ちゃんへの世話焼きぶりとか、こんな素直な子供今時いないよねという感想を抱くほど純真な受け答えとか、好ましい人柄を、前回強調しておいて、視聴者を奈落に突き落とす展開・・・・・・・・
ダークな展開大好きなワタクシですが、いきなりマスコット的キャラクターを完璧に殺しちゃって、ちょっとショック。リク、単にディーバ先生に迫られて怯えているだけで、メインキャラクターとしての存在主張が一切なく、すごくかわいそう。


しかも、・・・・何でリク、ハダカで硬化しているの。ディーバ先生にもてあそばれたんですかね・・・・そういえば、リクに迫る前にドレス脱いだりしてたし。
うー、なんか、あり得ないぐらい陰惨な展開だな・・・・・・・・・まあ、作る人の冒険心、心意気は買うけど、なんかオレの求めるダークさとは違う気がするな。


ところで、この回、冒頭の人気のない船で、カイとリクが安全な所に逃げようと、デッキを移動する辺り。地獄へ続くような赤い通路、ぼんやりと明るいデッキの通路など、心理的な言いようのない不穏な空気が流れていて、非常によかった。


◆◆以下メモ。◆
・ディーバ先生に迫られて、リクが怯えるシーンの次に、白く硬化して横たわるハダカのリクのショットに描写が飛ぶ。・・・・・アレっとおもっていたら、手首取れて、顔にヒビは入って、棚が倒れてきて粉々に崩壊・・・・・ううう。


・腹をさすりながら、「この人には大切なものをもらったから、ワタシもお返しに血をあげただけ」とディーバ先生は言っているので、リクの子供がそのうち登場?


・しかし、この物語、死ぬか生るかという、極端さが目につくな。もっと物語的にさんざんいじったあげくに、死んじゃうみたいな展開ってまったくないですね。(・・・というか、こっちの方がもっとひどいか。最悪かも、ワタクシ。)


・しかし、赤い楯、弱すぎ。こんなに弱くて、いままでどう翼手と戦ってきたんだ・・・・・構成員100名程度って言っていたから、これだけ死傷者がでれば、ほとんど組織としての実体を失ってしまうのでは・・・・


・「カイにいちゃん。怖くないの?・・・翼手が襲いに来ているんだよ。船が爆発するんだよ。でも、何で、兄ちゃんはいつもと同じでいられるの?」
「カイ兄ちゃん、僕思うんだ。僕もカイ兄ちゃんみたいになれるかわからないけど、がんばってやってみるよ。」
・・・・健気だよ、リク。涙がでてきちゃうよ。この直後にアレだから、厳しいですね。