■BLOOD+25赤い楯s吉田玲子c羽生尚靖d所俊克g宮前真一

前回、サヤの血で生き返ったとはいえ、リクは既に死んでいるので、この回はいわば喪の物語。ただし、既に死んでしまっていると明確に意識しているのはサヤさんだけだという状況。


リクは昏睡状態で、ラストで目が覚めます。
この展開だと、一見生きているように見える、本来のリクの性質も伺える、しかし、何かが決定的に違っていて、違和感が次第に増幅されていく・・・・って展開を期待してしまいます。
この辺から趣味悪く、じわじわと取り返しのつかない死というモノを演出してくれると、もうワタクシとしてはこの物語のトリコになってしまうのだけど。そこまで覚悟のある物語になるかしら。


◆◆以下メモ◆
・冒頭、最も早く”動物園”のそばに来ていながら、車がスタックして夜に到着した、ヤクザの娘と新聞記者。なんか、新聞記者が意外と腹の据わったところをみせたりして、この二人がデキルのは時間の問題だよう。
二人で仕方なくとはいえ同じ部屋にとまったりして、「私はシャワーで自分をあらうっ」とか、言われているのをみると、もう羨ましすぎて目がくらみます・・・。


・赤い楯の作戦会議ってのは、初対面のキーマン、闘争の原点の人物、まあつまりサヤとの面談に優先するモノなのかしらと思ってしまった。全ての始まりの人物が目の前にいたら、まずは様子をみるなり、お話するなりするものだとおもうんだけどなー。いきなり業務報告ってのは不自然だよう。


・作戦会議にて今後の伏線。
アイスランドの遺伝子研究所が何者かに襲撃された。」
アイスランドって、外部からの移民がほとんどなく、教会の家系図が充実して残されている為、遺伝子研究にうってつけなんですって。この研究にゴールドスミス支配下の製薬会社が関わっている


・ところで、副官のコリンズセンセイは、いかにも裏切りそうなカンジ。
アルジャーノンさんに電話で囁かれて動揺してます。
ホモサピエンスの先にある生物に興味がおありとか・・。この研究で結果が残せればノーベル賞も夢じゃないでしょう。」
そして、「わたくし現在アイスランドにおりまして・・・パリでお目にかかることが出来れば大変ありがたいのですが。」なんて言われて会いに行く気満々なコリンズセンセイ。


・あと、ジュリアさんは、大学の恩師でもある、コリンズ先生に心酔している模様。コリンズ先生の側について裏切る展開を予想。


・ジョエルの日記。代々ジョエルの名を持つモノが書き継いできた日記なんですって。
・赤い楯の起源についてのジョエル説明。
「僕たち一族の闘いは、1883年のあのときから始まった。ゴルドシュミット家で起きた惨劇の後始末をつける為に、赤い楯は生まれた。」
「ゴルドシュミットの家督を継ぐのは、ジョエルの名と、赤い楯の長官の地位を引き継ぐ。そうでない場合、一切の相続と権利を放棄しなければならない。」


・ジョエルさん、覚悟について語ります
「ジョエルの中に僅かに残っていた良心と責任を引き継いだんだ。」
「六代前のジョエルの為に、翼手は世界に広がることになってしまった。その責任はジョエルの血を継ぐものがとらなければならない。」
・それを受けて、「赤い楯の中でも親子二代にわたってこんな事をしているのは、あなたとわたしだけです。」と語るデビットおじさま。サヤを支えるのはデビットの名を持つモノの役目なんですって。


・デビットおじさまに、サヤの決意表明「わたし、もう逃げません。闘いが終わるまで。ディーバを倒すまで。もう逃げません。」
・・・・・というか、サヤがディーバを倒すべしと思う感情と、この赤い楯がディーバを倒す目的と、それが果たして一致しているのかどうか、吟味してから宣言するのがいいんじゃないのと。少し思った。ホントに赤い楯は、支持してイイ組織なのか。その目的を敷衍すると、最後にサヤさんをも殲滅する様な気がするんですが・・・


・たとえば、「全てを忘れない為に我々は翼手の結晶を持っている。君の持つ結晶はジョージの結晶だ。」なんて平気で言ってしまうところ。なんか、この趣味の悪さは、血判状を取り交わす、テロリストみたいな感触があるとおもうんです。


・ゴルドシュミットの家からゴールドスミス家が枝分かれしているそうです。。