■桜蘭高校ホスト部04女子マネージャー襲来s榎戸洋司c&d中津環g斎藤英子g補佐稲留和美管野宏紀高橋久美子

いままであんまり面白いと思わなかったけど、この回は、非常に面白かった。ギャグと画面のノリとキレが素晴らしい。
今頃、当たり前のことに気が付いてバカみたいですが、構造的に「舞台上で演じられているなりきりギャグ」に突っ込みを入れるのを味わう作品だと腑に落ちた回。
ホスト部」と言う舞台で、「ホストを演じている」部員の人々、「「ホストを演じている部員」を称賛する女性を演じている」女生徒、「自らもホストを演じているけど、時に舞台から冷静にはみ出してつっこみを入れる」ハルヒさんの三つどもえ、及び自己つっこみのバランス。


この回は、さらにハルヒさん以上に、激烈に歪んだ価値観(ゲーム価値観?)で「ホストを演じている」部員の人々につっこみを入れる役回りの女生徒が登場して、この構図が増幅されて非常に面白くなった気がシマシタ。
いままで、物語の登場人物の、地のキャラとしてホストとか金持ち学園を演出されても(興味ないし)こまるよなあという戸惑いが、先立っていたのだけど、そうか、「ホストの役割を演じている」という視点で見ると、話とギャグに、納得感がある気がしてきた。


舞台の上(演技)と、舞台の下(現実に近い視点)の落差が、大きいほど笑いが発生し、時に舞台の上に、現実が露頭し、逆に、演技が現実を侵蝕すると言うカンジ?