■涼宮ハルヒの憂鬱04涼宮ハルヒの退屈s村元克彦c&d吉岡忍g池田和美荒谷朋恵

やっぱり、ハルヒさんの、(言動と、リキの入った作画相まって)生き生きとした電波ぶりがチャーミングで素敵です。もう結構これだけでお腹一杯なんですが、この回、単なる野球珍プレイでも、まあ面白いかなと思っていたら・・・
わざわざ、前回の最後の長沢さんの異常な告白から、フツーの野球珍プレーをやっている今回への飛躍に、ギャグを仕掛けているという構成。どなたが構成したかしりませんが、素晴らしい。
「なにせ、俺のこの投球に、世界の運命がかかっているのだ。ずいぶん安くなっちまったなあ・・世界。」


長沢さん、アタマのオカシイヒトじゃなくて、こういう話なんだ。呪文とか・・・非常識なクチビルの動きとかに、なんか爆笑。嬉しくなってきた。
気まぐれの女神ハルヒさんの機嫌を損ねると世界が終わるらしいです。でもって、ハルヒさんは、キョン少年をなんかカナリ気に入っている模様。キョン少年は、投げやりに迷惑な感じで、キョン少年が保護欲をかき立てられている、いじられ役(いじめられ役?)の朝比奈さんをはさんで、いいカンジの弛緩した緊張が。
あー、おもしろかった。


◇◇以下メモ◇
・冒頭から、なんだか、SOS団に見知らぬハンサムさんがいて、全てのSF的状況を把握している様子。
ハルヒさん、朝比奈さんの耳を噛んだり、チアガールにムリヤリ着替えさせたりして完全に遊び道具扱い。
・朝比奈さんをチアにしたうえ、ポニーテイルにしようとしたハルヒさんは、ちらりとキョン少年の様子を窺って、なんかカナリ気にしている演出あり。


・練習している罪のない野球部員に、いつもの高飛車な態度。すばらしい、俺も言われてみたい。
「ねえちょと、この場所貸してくんない?それから野球道具も。」「あたしたち急いで野球の練習をしなきゃいけないのよ。じゃまだからどいて!」


・草野球で負けが込んできて、コールド負け寸前。平凡な草野球のグランドに、デタラメな世界の実相が陳述される・・・・・もう、笑うしかない。素晴らしいバカっぷり。大好きだこういうの。
ハンサム「まずいことになりましたよ・・・コレまでにない規模の閉鎖空間が発生し始めました。ものすごい速度で拡大中のようです。」「涼宮さんの機嫌が直らない限り拡大しつづけ、例のアレも暴れ続ける・・・・ということですね。」
キョン「単に負けているって理由でか。なんてでたらめな野郎だ。」
ハンサム「人ごとのようにいってますが、打順を決めるさい、我々はくじをひきましたね。その結果、あなたは四番になった。」「涼宮さんが望んだから、あなたは四番バッターになったのです・・・偶然ではありません。」「そして、あなたがまったく四番らしからぬことに・・失望を感じている。」
「ここで試合が終わることがあれば、世界が終わってしまうことと同義です・・なんとしても二点以内に収めなくては。」