■涼宮ハルヒの憂鬱03涼宮ハルヒの憂鬱Ⅱs山本寛c&d北之原孝将g米田光良

すごいよ、この話。素晴らしすぎる。
変人を通り越して、ハルヒさん、もはや、アタマのおかしなヒトの領域に達しています。
・・パソコン部のコンピュータをむちゃな論理で美人局並の手口で脅迫して強奪・・・・・こんな電波なヒロインは、始めて見たかも。「・・・というわけだから四の五のいわず一台よこせ」
そのほかにも、(明らかに文言が異常な)電波なビラをバニーガールの格好をして校門でばらまいたり、ハルヒさんの、キチガイっぷりに惚れるしかないな。もー、超たのしー


また、アタマのおかしなヒトの電波ぶりを冷静に観察する、キョン少年のモノローグのツッコミが、今回もいい具合にはまってます。
ハルヒさんの電波具合が強烈なだけに、実は必然の物語構造だとおもった。野放しには出来んか。


あと、仕草の作画、動き、カッティング、音楽、この回もすべてが非常にレベルが高く、この電波な物語をもりあげております・・・・・というか盛り上げていいのかって気もするけど、すごいクオリティ。


また、Aパートのハルヒさんの異常っぷりにばかり目がいってしまいましたが、Bパート最後の文芸部の女の子長門さんの異常な告白は・・・・・・・このヒトもアタマのおかしなヒトなのか?それともこの話はSFなの?
そういえば、一話で、ヘボな自主制作映画の中にまぎれて、猫がしゃべっていたけど・・・・個人的には単にアタマのおかしなヒトであることを希望
次回が非常に楽しみ。普通だったらけっしてみないようなジャンルなんですが、素晴らしいシリーズを見つけてしまった


◇◇以下メモ◇
ハルヒさんにパソコン脅迫のネタにされ、落ち込む朝比奈さんを慰めるキョン少年。
朝比奈さん「・・・おそらく、これがこの時間平面上の必然なのでしょう・・・・それに、長門さんがいるのも気になるし・・・・」なんて言っているし、この人もヘンなひとなの?宇宙人なの?・・・・
日常が、しだいに非日常が侵蝕されていったりする展開だったりするのかな。


・朝比奈さんの、無抵抗な巻き込まれキャラっぷりと、電波なハルヒさんの行動に、いちいち怯える様子が素晴らしい。
・バニーガールにムリヤリさせられて、哀愁漂う音楽を背負って、悄然と部室を出て行く朝比奈さん「・・キョンくん。わたしが、お嫁にいけなくなったら、もらってくれますか・・・」・・・・爆笑


ハルヒさんがばらまいたビラ「SOS団結団に伴う所信表明」
「わがSOS団は、この世の不思議を広く募集しています。過去に不思議な体験をしたことのある人。今現在とても不思議な現象や謎に直面しているヒト、遠からず不思議な体験をする予定のある人。そういうひとがいたら、我々に相談するとよいです。たちどころに解決に導きます。ただし、普通の不思議さではダメです。われわれが驚くまでに不思議な事じゃないといけません。注意してください!」
・・・・この文章、明らかに電波成分が含有されているよ〜、こわいよ〜


キョン少年を自宅に呼んで、長門さんの告白。お茶を入れる手つきの作画がいい感じ・・・・と思っていたらとんでもないことをいいだしやがった!
涼宮ハルヒとワタシは普通の人間じゃない。」
「彼女とワタシはあなたのような大多数の人間と同じとは言えない。」
「この銀河を統括する情報統合思念体によってつくられた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス、それがワタシ。」
・・・・はい?
通俗的な用語を使用すると宇宙人に該当する存在。」
う・・・うちゅう人?
・この辺のキョン少年の唖然とする様がいいな。