■ウィッチブレイド01始s小林靖子c大橋誉志光d土屋浩幸g鈴木信吾g補小倉信也

現在の日本と地続きっぽい世界のこの東京は、地震による崩壊で一部水没し、廃墟に。
その廃墟の中を渡し舟で東京へ到着する親子。彼女たちは何者かにおわれているようだ・・・・・・という導入。


定型ながら、ピンボケの母親がいいカンジだし、しっかりものの娘もかわいらしい。うのまことさんのキャラクターデザインもいい感じ。母親、露骨にチチでかすぎに描かれてます。
東京の廃墟に行きかう人々と仮設の市場とか、生活感も、われわれの日常の延長として描かれ、背景の廃墟のビジュアルとのギャップもあり、魅力的な舞台に見えて、もう物語の導入としては十分掴みはOKという感じです。


しかし、本当のつかみは、この後の展開で、このピンボケの母親にとんでもない秘密が隠されているちょっと意外な展開。パトカーをいきなり奪ったり、衝動性はちょっとアレかなと思っていたら、なんとこの人が主人公だったようです。


ただし・・・・・なんというか、母親、・・・・変身するんですよね。この変身とかコスチュームとかが不安材料。いかにもつまらなくなりそうな出で立ちなんですもん。モンスターも同様。


◇◇以下メモ◇
・アバンのモノローグ
「それは戦う意志しかもっていなかった。古代からくりかえされる戦いの陰にそれはあった。大いなる力は、それを求めるものをたたず、命を落とすものは数知れない。あるものは神の武器といい、あるものは悪魔の手とよぶ・・・・ウィッチブレイド、魅入られた女が待っているのは恍惚と破滅」
・・・・これだけ聞くと、なんかつまんなそうなんですが。


・生活能力がない親は子供の養育権を剥奪されるという法律があり、児童福祉庁の定型ないやみおばさんに、親子は捕まってしまいます。子供は保護され、離れ離れに。
・この親子、6年前に「ナルポイント」というところにいて、記憶がない状態で保護されたそうです。


・一方、廃墟から復興しつつある東京では、次々に同じ手口の4人の惨殺死体が。
そのいずれにも、「ナソエフ」のバッチが落ちていたと、狂言回しの写真記者が語ってます。ナソエフとは、児童福祉庁のバックだとも言っているので、児童福祉庁、子供を実験かなんかに利用するって展開の気が・・・・