■ノエイン もうひとりの君へ17マヨイs浅川美也c&d鹿島典夫g藤川太

オレは、もうダメだ。すっかり、コサギさんを、現代次元のアイである、アマミク様だと勘違いしていた・・・・
さて、コサギさんに焦点を当てた回。クイナの、コサギさんへの懸想は、哀れなことにまったく相手にされずってカンジですか。ハルカとカラスを見逃して助けたが故に暗い地下世界の中でもさらにすみに幽閉されているアマミクを訪れて、コサギの竜騎兵としてのミッションはゆらぎだしております。そして・・・と言う話。


この回も、動きがいいな。日常動作の、重力をカンジさせる自然な動きは、もはやデフォルトですが、Bパートのコサギ対カラスのシークエンスがよかった。
赤くなった静止空間のなか、地上から上空を飛ぶ飛行機まで一気に上昇し(飛行機の羽の上で、攻撃を受けたカラスが、何羽もの鳥のカラスに分散するところとか、ケレンたっぷり)、そしてまた地形図をみるかのような地上に一気に下降する垂直の動き、忍者モノのような素早いけれども、単に素早いだけじゃなく、一こま一こまを考えて動かしている様子など、非常に見応えがありました。


◇以下メモ。
・昔、クイナは、瞑想していて、ノエインに取り憑かれてしまったかのようなシーンがあったと思うのですが、どうなったんでしょう。
・しかし、クイナ、声優さんの演技相まって、むさい無口なおっさんキャラのところ、いきなりコサギに抱きついたり、好きだといったり、口紅おくったり、相当気持ち悪い人間にみえちゃっていているんですが・・・・・。コサギが現代次元に留まろうと思ったのは、カラスが好きだというのもあるけど、クイナと二人なのがいやだったんじゃ・・・とか。


・ユウの母親、登場当初と、人格の整合性がまったくない。当初の、すばらしいサイコ受験ママはどこいったんだー。


・夕日の中、沖の4隻の実験船を、車の中から見ながら、刑事と内田女史の会話
内田「実験船がこんなに早くくるなんて。」
刑事「篠原がとっくに手配してたってわけか。絶臨の調査結果なんて、ハナからにぎりつぶすつもりだったんだな。しかも、プロジェクトを進める方便に利用したわけだ。」
内田「絶対やめさせなきゃ。いまだに量子ポテンシャルの異常変動が進んでいるこの場で。マジックサークルを起動させるなんて。」


・ハルカの力が段々強力になってきているようです。
トビ「ハルカの力も加速しているのかもしれないね」
カラス「あいつが時空を接触させていると」
トビ「その可能性は高いよ」
・ハルカは最近、シャングリラのタツノオトシゴを目撃することが多いのでした。


・トビ「竜のトルクの持つエネルギーは・・・この全時空を救う為に発現したんだとおもうんだ。僕たちが竜のトルクを見つけたのは偶然はじゃないんだよ。これは必然だよ。時空のね」


・不良女子中学生を、モラル的に注意して絡まれたアイを、イサミが助けるとか、あくまで現代の子供達の小さなエピソードを丁寧に演出する展開。のんびりした話と、ギスギスした話のバランスがいいかも。
しかし、こんなガキたちが、分かたれた分岐世界とはいえ、竜騎兵のようなぴりぴりした人々になるってのは、非常に違和感。。(メガネは除く)
アイあたりは、本質は子供の頃とかわってないとゆー、イサミとのエピソードが入ったりしていたけども。