■絶対少年22消えたものと生まれるものs浜崎達也伊藤和典c小林治d篠崎康行g牛島勇二

前回がギスギスのピーク。今回はそんな関係性の解消へ向けたアクションが描かれています。
マッキー、リエゾウ、キサの微妙な変化と、それによる周囲への働きかけがメインの回。独白とディスカッションがやはり多くて、やっぱり分かりにくいんだよなあ。
あと、キサの部屋で新たなマテリアルフェアリーが発生し、キサは横浜上空に巨大な円形の構造物を見るのでした・・・・・・というところで次回。
この構造物は横浜編当初から演出上は存在していたのだけど、それがキサに見えるようになったってのがキモなのでしょう、きっと。


◇以下メモ。
・マッキーは、スカワラさんに、関わったいろんな事から逃げたくない、と言ってます。これは前々回からの引きを継いでいる。
また、それを受けて、Bパートで、マッキーは、リエゾウに好きだと告げるのですが、振られてしまいました。マッキーはそれにもめげず、振られたらつらいけど、僕にはやることがある、と言ってます。
キサもシゲキも友達だから彼等を放っておけないということでしょう。マッキー登場当初は、小心な食物連鎖最下層に描かれていたのですが、変わったかも。主人公的風格が出てきたよ。
「マッキーはわたしとどうしたいの」ってのはオレも言われてみたい。
・リエゾウさんは、発光現象を一緒に目撃した、ホームレスの芸術家相手になんだか吹っ切れたみたいに会話してますが、この心の動きはよくわからん。トキミヤのばあさんに頼んで自分でシゲキの好物のオムライスを作って、家まで届けて対話したり。
うじうじ抱え込んで嫉妬で焦がしたりするよりは、とにかく直接対話するのがいいと思うようになったってことでしょうか。
・キサは、一年前の自分に宛てた文章を読み返してみて(毎日自分宛に何書いてるのか・・・あんまり見たくないな)、誰とも関係を絶ち部屋に閉じこもっている自分が一年前の自分が望んだ姿なのに全然嬉しくないと、客観視を始めました。
「みんなワタシを放っておいてよ。ワタシのことをわかってくれない友達なんかいらない。ワタシは幸せになれない。一人がいい。」「望んだとおりになっているじゃない。なのにちっとも嬉しくないよ。」
・アユムくんは、サカクラからの、電話にオカカ婆が命をかけてやって来た理由を汲むべきだとようやく思うようになったのでした。