■お願いマイメロディ35幸せが見つかったらイイナ!s山田隆司c&d麦野アイスg武内啓
幸せが見つかったらイイナ!というのは、今回、夢の扉を開けさせられるヒトではなく、バクくんだというのが泣かせる。タイトルの意義をも微妙にずらすのはこの作品ならではの変化球。
さて、屋台のおでん屋で、クダをまいているバクくんからして期待しちゃうじゃないですか。すると、朝4時に起きて新聞配達のバイト。そのアルバイト費を、柊さまに要求されて生活費として収めているという境遇が明らかになり・・・・・・可哀想すぎで爆笑。
そんな中、バクくん、男気をだして、柊さまに要求されていないのにクロミちゃんの生活費をも自分が出すと執事のセバスチャンに宣言する。すると、実は先月からクロミ様が携帯電話を使い始めてそれも払ってもらえますかと言われた金額が7500円。それをはらえず卒倒するバクくん・・・・・・哀れすぎ。
そんなバクくんの心を晴らすのが、”チャラポア”選手のポスターだというのが、なんというかオヤジっぽすぎて爆笑。
・・・・こんなノリで話が続いていきます。今回の夢の扉の対象は、気の弱い教育実習生という、またも身につまされる話だけど、このセンは、あんまり面白くなかった。
ところで、サンリオのキャラクターって前から思ってたんだけど、不気味。無表情な瞳は、ぽっかり暗黒に向いたうつろな空洞。
マイメロを初めとして、じっと見ていると髑髏とか、そんなモノに見えてくる。こんなキャラクターが可愛らしいものとして流通しているのは実に不思議だ。
この作品は、そんなサンリオのキャラクターを実に上手くちゃかしている気がするのだけど、気のせいでしょうか。