■エウレカセブン30チェンジオブライフs小中千昭c&d阿保孝雄g倉島亜由美内田信也阿保孝雄Mg大塚健

新奇な技術や珍しい現象などを、自分な労力のみならず政治的な損得勘定抜きで探求するという、技術屋バカ神話が都合良くつかわれていて、この捻くれた脚本が頻出するこのエウレカ世界では、居心地が悪い話。


軍の技術研究所といえば、もう、ばりばりに軍が周りを警戒しているとおもうんだけど、居ないと言うことは、それだけこの世界が疲弊して、秩序がないってことを表現しているのか?
軍事研究所といっても一独立組織ってわけでしょうか?


8ミリかなんかで作られた、企業紹介映画の体裁で、ニルバーシュの製造物語が語られるんだけど、あの「アーキタイプ」(前々回ぐらいにこのキーワードが出てきた時には、名前の通り人類の共通無意識とニルバーシュがつながっているという話かとおもったら、もっと即物的なもの、鎧の奥の白い本体のことでした。)とよばれる発掘された素材から、だれがどうやったら、人型兵器を作ろうとか思うんだろうと、ちょっと思いました。


あと、話的には、人間は変わっていくモノだ。変わっていくことを怖がらずに素直に喜ぼう・・・・っていう非常に前向きなテーマが柱。小中千昭さんらしからぬ素直な話。
タルホも変わろうとしますが、エウレカも、多少見栄がわるくなった自分を気にしないように帽子をすてちゃいました。