■エウレカセブン29キープ・オン・ムービンs菅正太郎cもりたけしd中村圭三g尾形健一郎真庭秀明

ホランドが眠り続ける中、タルホは、ホランドの重みを受け継ぐことを決意し、全員の前で、レントンに馴れ合う仲間ごっこはやめろと、きつい調子で詰め寄るのでした。
そして、この、ゲッコーステイツの戦いは、レントンの父、アドロック・サーストンの始めた戦争であることを告げる・・・・


なになに、この地殻変動は、コーラリアンという、考える力と意志のある存在で、アドロック・サーストンはそれとコミュニケートすることを試みていたのだそうです。そして、現れた人型コーラリアンが、エウレカなのだと。
しかし、連邦政府は、コーラリアンの排除を決定。ゲッコーステイトは、コーラリアンと唯一コミュニケートできる存在であるエウレカを護ることだけを目的に戦いを続けてきた・・・・・・・


今までコーラリアンというキーワードは出てきていたけど、それってアジアン、ケインジアンとか、人間を表す〜アンだとはつゆ思わず。
非常に唐突。シンプルな連想だと、神林長平雪風・・・・・・人類とコミュニケートする試みの一つとして「光学異性体の人類」を生み出した異世界の論理に従って行動する異質な存在。まあSFだったら良くある話かも。


ところで、「意志のある地殻」という設定をもってくるんだったらそれがいつどこから来たのかとか、なんでそこにいるのかとか、いろいろ思うし、劇中これまで伏線としてのエピソードってあったっけ。
鉱山の奥でエウレカが取り込まれそうになった話とか、アミタドライブに反応してトラパーが吹き出した話とか、巨大なパイルを巧く倒すと地殻変動が起きない饒舌な男の話とか?


・・・・で、非常に不審に思って思わず公式サイトを見に行ったら、なんとエウレカ世界は、宇宙を放浪した人類がたどり着いた約束の地なんだって。
そんなこと最初に言ってよ!ってワタクシが良く見ていないせいか?
その星を必死の思いで開拓したら先住民がいたって話みたいですな。ああ、ようやくわかった。
劇中のセリフと合わせると、珊瑚状の大地をスカブ・コーラリアンというみたいですね。珊瑚・・・・群生生物・・・・南の海・・・・サーフィン・・・・・・・


あと、ドミニクは、レントンのじいさんに会いに行って、別れ際のちょっとした親愛の言葉に涙を流したりしております。この物語のゲッコーステイツの人々よりも、素直ないい奴かもとか思いました。