■亡念のザムド04この世に響く耳鳴りの数々s清水恵c宮地昌幸d徳土大介村田尚樹キャラg倉島亜由美メカg前田清明

◇2話遅れ。
◆何故かザンバニ号に特別室を与えられて同乗している「物思う先達」天心様に、教え導かれて主人公アキユキがザムドと共存していくことの意味を考えるとゆー話。


◇・・・なのだけど、天心様は、「ザムドがどう思っているかを考えよ」とアキユキに問いかけるばかりで何も教えてくれないとゆー心理カウンセラーみたいな態度。
そうくると、それに対するアキユキの困惑や思索や回答が実はシナリオ上の重要ポイントのはずなのだけれども、どーも見ていて腑に落ちる感じがしない。


◇思うに、「ザムドに取り憑かれている」という現実の不便や不安やそれでもなお平常であることをアキユキが体験したり考えたり感じたりすること、また自分の行く末について知りたいという好奇心や違和感を、ほとんどシナリオ上で表現していないからではないかなと思ってしまいました。
ぶっちゃけ、右手が不定形にぐにょぐにょしたりする状況を目撃して、平常心でいられる心理回路が良く分からなかったりするのでした。個人的には、これは心理的にこたえるはずだと思うよ。トラウマもの。


◆ところで、第一話から続く先端島の争乱で家族を失った、ボロボロ服で裸足の狂女、設楽さんが良かった。
「・・みんな死んじゃった。・・かあさんもとうさんも。・・・あなたは誰を待ってるの?・・・帰ってくるわけないじゃん。だって死んでるもん!」


◆◆以下メモ◆◆
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・ザンバニ号に悪意がありそうなちょっかいを出す船。
「あの船、ナキアミの知り合いなんですか?」(主人公アキユキ)
「北政府のつまはじきものだ。・・故郷を追われて、世界に散っている。」(整備のじいさん)


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・ナキアミはその船をみて、純粋な好意を表現するが・・・
「ゼーゲンドーの船が、サランタンに停泊するそうです。あって話をさせてください。」(ナキアミ)
「却下だ。」(船長女史)
「あの人に会えば、北政府の状況も・・・」(ナキアミ)
「断る。」(船長女史)
「彼らがテシクのものだ・・・」(ナキアミ)
「だったら!あんたをここに置いておきやしないよ!」(船長女史)


反政府軍を裏切ったかと思えば、今度は南で荒稼ぎときた。おまえも聞いているだろ。あいつらは人間までも運んでいる。」(船長女史)
「彼らは帰る場所も過去も無くした。」(ナキアミ)
「泣ける話なら他にもあるよ。・・今じゃ心まで売っちまって、ただ空を漂よっているだけのクズじゃないか。」(船長女史)
「漂よっているのなら!わたしも!私も彼らと同じです!」(ナキアミ)
「・・・だったら向こうにいっちまえばいいじゃないか。」(船長女史)


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・妊婦の死体から、何かを取り出す謎の一団。
「あなたがたは・・・・亡骸よりヒルコを拾いしキジン・・・・ジバシリ・・・」