■真マジンガー 衝撃!Z編02始動!マジンガー!s&d今川泰宏g赤尾良太郎飯飼一幸

真マジンガー 衝撃!Z編
◇1話遅れ。
◆兜家の昔のマンガ的な朝食の風景になごんだ(巨大肉を喰らうところとか!)。それと番長対決的な展開とか、こういう昔仕様のエピソードさえも、この演出的ハイテンションの中では武器になるんだから、すごいよなあ。


◆そして、とにかく熱海!(原典通りなのか、このアニメオリジナルなのかは、怠慢にして知らないけど)熱海という現代では衰退した街を、敢えて諸々の陰謀と闘いの舞台に選ぶセンスが素晴らしい。これこそ「過ぎ去りし近未来」の舞台に相応しいのではないかしら。


◇また、兜甲児のマッドなじいさんが徘徊する熱海の温泉街の様子や、「光子力」の実験やロボ襲撃による停電で熱海の海沿いの急峻な地形を際だたせる遠景の見せ方など、舞台設定による萌えポイントが多数。たまりません。


◆ロボ的には、絵的なボリューム感の出し方、画面の視点や人物の置き方、ゆったりとした動きなどで醸し出される巨大感が素晴らしい。


◇あと、前回も登場していたけれども、この回冒頭のマジンガーの背中の強化パーツがロボの手と会わせて5本の指になるという、突き抜けたギミックかっこいいーっ。


◆◆以下メモ◆◆
「過ぎ去りし近未来!ひとびとは、枯渇していくエネルギー資源の不安の中、或る一つの希望を見いだしていた。・・・光子力研究所。その富士の麓の地下深くで発見されたジャパニュウム鉱石より抽出されるエネルギーは、光子力と名付けられ、その発揮される想像を絶したパワーで、世界のエネルギー問題を一気に解決しようと日々研究が繰り返されていた。・・・だがそれは、一歩間違えば、恐るべき破壊兵器へと姿を変える危険なエネルギーでもあった。・・・そして、ここにその光子力を我がものにと狙うひとりの男がいた。名をドクターヘル!」