■機動戦士ガンダム00 14決意の朝s黒田洋介cヤマトナオミチ&ミズシマセイヂdヤマトナオミチ_キャラgしんぽたくろう_メカg高瀬健一

◆ううん、大きな展開の前準備の回だというのはわかってんだけど、各陣営、各キャラの次の展開に向けた脚本的な「段取り感」が露骨すぎて、すごーく見ていて居心地が悪かったですよう。


◇本当は、各陣営の動きを躍動感を持って描き、次に何が起きるの?というワクワク感が欲しい気がするのだけど、とにかく状況を説明する都合のいいセリフ群と、自己中心的な主要キャラ達による自閉したひとり言の洪水で、劇中の動きと広がりに厚みがないような・・・。


◇特にグラハムさんの取り巻きの二人の言動が目も当てられない薄さで困った。一昔前の少年漫画みたいな「番長の囃し立てキャラ」と化していて・・・・まあ、これはこれで、かなり笑えたから良しとするか!


◆こう「箱庭感」「張りぼて感」がつよくては、(この回については)もはやネタアニメとして楽しむ方向に切り替えるしかない。


◇そういった意味で、段々セツナくんがいい味を出してきたんじゃないかな。
このキャラクター、無口の割にいつも言動が突飛すぎて、この落差にどーしても笑ってしまう。


◇この回は、遠路、秘蔵の超兵器「ガンダム」でお姫様の寝室に忍んできて
「なぜこの世界は歪んでいる?・・・神のせいか?人のせいか?」
なんて言われてもねえ?・・・笑うしかないじゃないですかっっ!
真面目に答えているマリナ姫さんにも爆笑してしまった・・・なんというシュールな状況でしょう!


◇つづいて、セツナくん
「何が歪んでいる・・・?それはどこにある?」
なんてブツブツ言っているので・・・・・・・もうダメです。


◇いやあ、セツナ、「一方的にブツブツ呟いて、話しかけてもコミュニケーションが成立しない」ようにみえちゃって、非常に電波度が高くていいじゃないですか。
「相手を不安にさせる度」が高すぎて素晴らしすぎる。
私は、こんなセツナくんが大好きです。


◆◆以下メモ◆◆
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・ユニオンのポニテ博士。単にスメラギさんの気を引くために機密情報を渡しているのか、スメラギさんを疑った上での情報戦なのか・・・・ていうか、(脚本のブラフかもしれないけど表面上は)シンプルに色ボケみたいなのが恐ろしい。・・・・なんというダメ軍人・・・


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・ところで、セツナの夜這いといい、最高機密である超兵器がタクシー代わりでいいのでしょーか。


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・新展開に向けて、ユニオンのグラハムさん配下に自信満々の新キャラとか、唯一メインキャラのいなかったAEU(コーラサワーさんは、ギャグ担当ですよね?)に、やはり自信満々のゲイリー・ビアッジ少尉というのを投入。


・主人公陣営以外のライバルキャラが、かなりの割合で性格的にもビジュアル的にも同じキャラ造形ばかりに見えてしまう私は古いのかなあ。頼りは中革連のセルゲイ中佐だけだよ。