■DARKER THAN BLACK -黒の契約者-12壁の中、なくしたものを取り戻すとき…(後編)s菅正太郎c岡村天斎d山本秀世g石井百合子

◇ニック博士とのエピソードがメインだったのか・・・・・それにしては、ラストの幻想で視聴者の情動に訴える原動力になる博士のエピソードが足りないなあと思っちゃった。
ヘイと知り合うエピソード、ヘイとの同質性を確認する話、ニック博士の抱えている過去など、確かに前回の「真実の星」観望会あたりに描写はされているけれども、並行して語られるヘイに一方的に恋するインド風のミーナ助手の恥じらい萌えキャラぶりとか、冒頭に出てきたカリーナさんの荒んでいく様子などのほうが目立ってしまい、埋没してしまった印象。


◇ヘイにとって妹の存在が非常に大きいことと、5年前の南米ゲート消失事件と、ヘイの妹と「流星のカケラ」が何らかの関係があることを留意しておきましょう。


◆◆以下メモ◆◆
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・冒頭、ヘイが幼い妹との星空の思い出の「幻覚」に沈むエピソード。


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・ヘイに犯行の現場を押さえられたニック博士が語る。
「(望遠鏡のレンズのような物質が)流星のカケラだ。僕はCIAに雇われた人間だ。NASAに戻ることを条件に、ゲート内物質を持ち帰るよう、命令された。・・ここのやり方は僕には合わない。研究結果は上が吸い上げるだけで、誰とも共有されることはない。・・他のチームが何を研究しているのかさえ知らない。・・・これじゃあ、僕の夢は遠のくばかりだ。本当の星空を取り戻すことも、妹を宇宙に連れて行ってやることも出来ない。・・・突飛な話に聞こえるだろう?でも残念ながら、本当なんだ。・・・君にだけは僕の夢を信じていて欲しいから・・・」(ニック博士)
「昔、それと同じものを見たことがある。契約者がみんな、自らを制御出来ないくらいに能力を高め、殺し合い、死んでいった・・・・あんたの言っていることは全部嘘だ。こいつは、本当の星空なんか見せやしない。俺に語った夢も、妹も、全部。・・・契約者が夢を見るはずないもんな・・・」(ヘイ)


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・「流星のカケラ」の発動と共に、ヘイの脳裏には、ヘイの妹の幻想が現れるみたい。


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・流星のカケラにより、ヘイと、同じ能力を持つニック博士共々能力が暴走。
・幻覚の中、ニック博士は子供となり、妹と一緒に幻想の宇宙船に乗り、真実の星空へと消えていきました・・・・・


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・ヘイを現実につなぎ止めたのは銀(イン)の能力とゆーことのよーだ。