■REIDEENライディーン02伝説の勇者s横谷昌宏c&d本郷みつるg斎藤卓也

この回も重力を感じさせる人物作画に見応えがあります。主人公が走るところが数カ所あるのですが、いずれもいいカンジでした。
しかし、話にスピード感が無く平坦だなー。この回、物語の構図的には、ほとんど展開せず、ほぼ前回を再話している感じになっちゃっていて、物足りない。


「主人公が謎の機械に乗り込んで戦う」というのはわかったので、謎を体現するキャラクターとか、組織とか、施設とか。謎を意識して追う組織とかヒトとか。謎そのものである遺跡の描写とか(発端のわりには全然描写されていないですよね)。
こう、なんというか、今後の話のふくらみを匂わせる描写なり演出を大量投入してくれると良かったんだけどなあ。
一昔前の伝奇ものだと、ルポライターみたいなヒトが、必ず話の冒頭にトンデモないとこを言い出して、みんな呆れるじゃないですか。そういう大ボラが欲しいところです。第一話「甦る伝説」、第二話「伝説の勇者」ときて、<伝説>を一切語らないのはどーゆー訳なの。


ところで、ハダカのお兄さんが、もがき苦しむのは、このモノガタリのウリなんでしょーか。ロボに乗り込むたびにハダカでむち打たれ、あげくに現実に戻るとハダカで放り出される主人公が不憫で仕方がない。


◆◆以下メモ◆◆
・ロボから降りる時、服は無くなるけど、メガネだけがどこからともなく現れるのは仕様?


・「フェードイン!」とか「ゴッドアロー!」(あれ?アローだっけ?)とか、オリジナルみたいに腹の底から絞り出す叫び声が望まれるところ?・・・・いや、オリジナルとまったく関係ないリアル指向のモノガタリなので、いっそのこと叫ばない方がいいような・・・


・CGで表現されるロボに二回目にして飽きてしまいました・・・・・やはり、手で書かないと燃えないよう。