■REIDEENライディーン01甦る伝説s横谷昌宏c&d本郷みつるg斎藤卓也軍事考証津久田重吾

第一話。シュヴァリエの後番組。
◇往年のヒーローロボットアニメーションから、古代オカルトというモチーフ、金色の巨大ロボット、ピラミッド型の発進?現場、フェードインというキーワードなどを借りて、まったく別の物語を紡いでくれるみたいです。


◇第一話は、冒頭から、「普通の高校生が巨大ロボットに乗って戦うなんて一昔前のマンガの中の話だけだと思っていた。」と自己言及的なセリフが、主人公の呟きとして配置され、この回終盤でも再度繰り返されているけれども、現在のところ、リアルで良く動く人物作画と日常芝居、異界の生物のようにゆったりとギチギチ動く不穏で不気味なCGロボット以外に、一時代前のロボットアニメを越える要素が提出されるかどうかは未知数かな。
ロボットに訳もわからず乗り込む羽目になった才賀くんが、状況を把握し、自覚的に動きだすであろう次回以降に期待。


◇特筆すべきは、人物の日常芝居の作画と状況が充実していること。この物語がこの後、どう転がるかわからないけれども、基礎的な地力として、期待できるんじゃないでしょーか。随所にある、重力をカンジさせてくれるフォルムや動きがヨカッタ。


◇さて、ピラミッド型の山腹に佇む黒髪の謎の美少女は何者なのか?隕石として落下し、突如現れた無機質なロボは、宇宙からの侵略なのか?それに反応して現れた金色のロボットは?
何故才賀くんはロボに乗り込めたのか?父親は、10年前、遺跡の地下で何を見て何を体験したのか?


いやー、新番組っていいですね。希望としては、古代オカルトを突き詰めて高橋克彦総門谷系の話に流れるといいな。


◆◆以下メモ◆◆
・日常芝居的にこの回でヨカッタのは、才賀くんの、教室での幼なじみの女の子との馴れ合いの場面「・・・だって、他人じゃないもん」
・10年前に行方不明になったという行方不明の考古学者の父親の白骨と遺品が見つかって、空元気で現地に向かうと述べる天然系の母親と妹が才賀くんの肩をたたくところとか。
「なんとかなる」
「心配性だなー。おにいちゃんはー」


自衛隊をわざわざ自警隊としているのは、そのうち意味がでてくるのでしょーか。