■コードギアス 反逆のルルーシュ18枢木スザクに命じるs大河内一楼c杉島邦久d鳥羽聡g石田可奈鎌田祐輔中谷誠一総g中谷誠一

◇この回も、相変わらず盛り上げ方が上手い。シンプルで、物語の強弱が明確で、ラストの次回への引きも強力。


しかし、ゼロ達は、スザク捕獲しか視野に入っていないあまり、式根島守備隊が弱いといって侮り、何をしにユーフェミア副総督がそんな島にいったのかも考察しないで、この作戦に望んだのでしょーか。後半、ものすごく盛り上がって楽しませてもらったのだけど、気になって仕方がないです・・・


◇さて、個人的には、(物語当初から目立っていますが)カレンの自我を滅したゼロへの過剰な没入ぶりがツボ。なんというか、言葉が適切かどうか怪しいのだけど、その「忠犬」ぶりは、可愛らしいとさえ言える。
ゼロの親衛隊に任命されて控えめに喜ぶ様子とか、そんな中にも、特別扱いされるCCに対する嫉妬を滲ませたりとか。


こうくると、もう手のひら返しの悲劇を希求してしまうのが私のサガなので、
「ゼロの言うことは絶対であり、反対意見を言うヒトが必ず間違っている」「ゼロの為にならば、暗殺などの手の汚れたことも厭わない」というカレンの態度が、きっと、いつか逆ベクトルに流れる憎悪の物語や、切羽詰まった情景で裏切られて茫然自失する可哀想な物語を生んだりするのを期待しちゃいます。。。。


◇ところで、シンプルでダイナミックが信条のこの物語だけども、スザクのユーフェミア殿下の騎士任命の儀式は、シンプルが悪い方向に出ているような気がした。
いかに、ユーフェミア副総督を引き立てる為とはいえ、ブリタニア帝国が、ステロな偏見の凝り固まったヒトビトの集合であることを、こんなに分かり易くしなくても。


蛇足ですが、ユーフェミア殿下の声優さんは、地に足のつかないふわふわした演技で、しかもいっぱいいっぱいな感じがするのは気のせいか。芸風なのかしら。


◆◆以下メモ◆◆
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ユーフェミア副総督の騎士として、「ブリタニア帝国への恭順」の象徴になりそうなスザクを暗殺するべしと提案するディートハルト。迷うルルーシュ
「簡単なことだろう。くるるぎスザクにギアスを使えばいい」(CC)
「ダメだ。」(ルルーシュ
「なぜだ。意地か、それとも友情?プライドか?」(CC)
「・・・全部だ。」(ルルーシュ
「たとえ殺すことになっても・・・か?」(CC)


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・久々登場の若本さん声の皇帝。
「シコウ(?)エレベータの構築は、予定どおりだ。あー、わかっておる。」
シュナイゼルが?・・・・好きにさせよう。自信があるなら挑んでくればよい。」
シコウ?エレベータって何でしょう!なにか巨大構築物が登場しそうで期待。


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・砂地に追いつめられたランスロットが、ゼロの仕掛けで、機能を停止。
「ナイトメアの駆動系に使われているサクラダイト。そこに何らかの干渉が・・・」(ロイド伯爵助手のセシルさん)
「ゲフィオン・ディスターバー。・・でも部分的にジャミングも働いているし・・・理論だけだと思っていたけど、うかつだった。・・・やはり君なのか、ラクシャータ・・・。」(ロイド伯爵)