■灼眼のシャナ07二人のフレイムヘイズs小林靖子c池端隆史d上田繁g谷川政輝小川浩司冷水由紀絵井本由紀総g藤井昌

なんというか、主人公ユウジの、甘ったれ具合は、主人公としては近年珍しいのでは。
ヘンな妖怪や世界の別の態様を見た上で、自分に何が出来ると思うのか。そして、逃げ出さず、そのエッジへ向かっていくのならば、切実な動機(一応これはあるが、なんだかぼんやりしちゃってる)と、切迫した行動と言動があるはずだと思うのです。
特に、行動と言動が、世界観問題に直面した主人公らしくなく、むしろ愚鈍に見えるのだけど、ひょっとしてそれにシャナが惹かれたという設定ですか。


さて話は、マージョリーさんが、屍喰いのラミーを探索する話。ヘンな術をかけて街から逃げ出せない様にしているけど、街の中のどこにいるかわからない。ラミーじいさんは、それを術で幻惑する。
ラミーさんは、長い年月「存在の力」を蓄え続けていて、彼が敗れてそれが開放されると世界がどうなるかわからんそうです。ですので、シャナは彼を護るんですって。
ユウジの母親の造形が、とてもありがち。肝が据わっているというより、この人こそトーチなんじゃないかと思ってしまった。
あと、シャナに、ユウジと一緒なら何でも出来る気がする。とか3度くらい言わせているけど、脚本が自分に言い聞かせている感じがするのです。