■エウレカセブン25ワールス・゙エンド・ガーデンs大野木寛c&d村田和也g長谷部敦志富岡隆司g補佐高橋久美子矢崎優子

チャールズとレイと分かれてから、レントンがであった象徴的な人々の話。
古川登志夫声のお兄さんが、絶望病にかかったおねえさんを看病して、土地の力にのみ寄り添う生き方をしていた。
「彼は、これは絶望病ではない。だってオレは絶望なんてしていないからさ。」
恐ろしく前向きな話だが、前向きすぎてとても空虚なカンジがします。
このお兄さんが「土地に魅入られて」動かなくなった彼女との空虚な関係性を埋める為に、大量の言葉を必要としているらしいことからも、これは脚本の意図したところだなとおもいました。
レントンにたいする話し方とか、明らかにちょっと精神に異常をきたしているんだなとおもいました。この回もまた、非常に意地悪な脚本ですよね。


「このひとのためにいきていくんだという、人を君はいるかい」というのは、あからさまにレントンの行動に直結していて、なんだか作り物めいたセリフだけど、このお兄さんの行動を説明するにはこれしかないじゃないかというのが素直な感想でしょう。


土地に打ち込んであるパイルは、地殻を安定させているそうだけど、これってやっぱり人間がやったのかねぇ。