■電脳コイル09あっちのミチコさんs磯光雄c笹木信作d野上和男g井上鋭

1話遅れ。
◆前回からのイサコ首謀の学校での「果たし合い」の試みは、イリーガルをおびき出すためのバカ騒ぎだったって理解でよいでしょうか。だから、バカな男子が何をしようと、イサコはあんまり気にしない?
でも、ワタシの不注意でしょうか、バカ騒ぎとイリーガルの出現の因果関係が良く分からないや。あはは。


◇前々回、廃工場から逃げたイリーガルを追って学校にたどり着いたイサコの話と、ああ、やはり繋がっていたんだってのは、うすうす分かったのだけども。
さて、首尾良くイリーガルを追いつめ、「結合」したイサコは、どーなってしまうのかで、次回。


◆ところで、「ミチコさんの都市伝説」2題が、寝物語の怪談として語られています。
「仮想の存在に手引きされて、事故で現実の肉体が死滅し、意識が仮想空間に取り込まれたと暗示する話。」(ダイチ)
「現実だと信じていた世界が異様に変化し、自分自身も異物となって、永遠にその世界で生きる話。」(ハラケン)


◇いずれも、主体の視点こそ違え「仮想空間に取り込まれて現実から消えてしまった」話。今後の展開がこんなカンジなのかな。
個人的には、後者の噂そのものの展開「(なんども書いていてシツコクとごめんなさい)現実と思っていた世界そのものも実は仮想だった。がーん」という展開がイイナ。


◆ところで、「果たし合い」が、肝試しってのは微笑ましいが、Aパート最後の楳図先生パロディ風のびっくり顔は、この作品のカラーに合わないと思っちゃったよ。


◆あとあと、超蛇足ですが、マイコ先生のヨッパライぶりが、素晴らしくグタグタでツボだった。


◆◆以下メモ◆◆
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・冒頭のヤサコのナレーション
「子供の噂では、ミチコさんの正体はイリーガルではないかと、囁かれています。」


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・前回、お祭りの夜、ハラケンが亡きカンナの電脳ペットのクロエだと予感したイリーガル。イリーガルが残したメタバグから聞こえる女の子の声。
「4423」


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・二重スパイを疑われるフミエの弟。何故姉を裏切っているのかと聞かれると、泣きながら答える。この情けない様がヨカッタ。
「一刻も早く・・・距離を取らないと・・・お姉ちゃんに・・・人生を吸い取られそうでえ・・・・・」


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・ダイチ達男子と生物部女子の夜中の学校のバカ騒ぎをよそに、ひとりイリーガルを追いつめるイサコ。それを追うハラケンのおばちゃん。


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・肝試しの最中、いつしか、ハラケンは、仮想の学校の廊下に佇み、廊下を塞いで置いてあるダイヤル式の赤電話をかける。女の子の声を聞き、失神。