2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧
主人公に迷いがなく傲慢で圧倒的に強いとゆー、(私が見てきた中では)近年わりと珍しい物語。前回同様、シンプルでストロングなカタルシスある展開で、ガンガン話が進む。面白い。 Aパートは、成り行きからゲリラに味方するルルーシュの軍師的な強さを力強…
この回は、かって飢饉により姉を喰らい象徴的に人外の存在となった父親が、ヒトの味を忘れられずに、その弟オウタにまで手をつけようとしたところ、異界との接点である村の辺境、山の奥で、そのケガレとともに、山の神に取り込まれてしまった・・・・・・・…
あー、もー、ミニチュア特撮やる気ないのかな・・・・・なんか、ここのところずーっとのっぱらばかりしか見てない気がする。 ・・・・・・ウルトラファイト的な本編もさることながら、アバンのウルトラのチチハハが(私的には)激しく脱力。 この回は、メビ…
アリくんに泣いた。 いままでお助けキャラで呼ばれて、マイメロパパを代表に、敗北したり遁走したりしたクリーチャーは結構いたような気もするけど、ジタバタする様子も「情けなさの見せ場」もなく、逃げ出した後のフォローすらなく放置されたのは、はじめて…
うーん。だめか。 熟考して悶えたあげく自殺を決行しようとした自殺志願者たちにしては、常識的な人格の安定性を見せ、常識的にあっさり自殺を思いとどまり、そして常識的に良好な家族関係が仄めかされる。 常識的な「世間」の代表のようなおっさんに、自殺…
スナコさんは、「暗く&控えめ&素っ頓狂な天然」なキャラクターなのかと思い、微笑ましい天然ボケぶりを楽しむものだと思っていたら、どうも「暗くて猟奇&自己主張激しく&始終発情」とゆー、なんといいますか、ひじょーに身も蓋もないキャラクターでした・・…
一話遅れ。 昨年非常に、おもしろがって見ていた「ぱにぽにだっしゅ!」の新房昭之監督の新作。 シリーズ構成の金巻兼一さんも、音楽の羽岡佳さんも、チーフディレクターの大沼心さんも総作監の大田和寛もそのままスライドであるのを見ると、見ないわけには…
1話遅れ 死んだ奈々さんのことをどうしても悪く言えなず、むしろ、生き返って欲しい、今も好きだというヤノを、「振ってしまった」七美ちゃんがよく分からん。 ①死んだ人間に対しての、今現在の時点での<好きだ/好きじゃない>という二択の問いは、あまり…
いよいよデオンくんの女装の公衆へのお披露目!の回だけど、作り手は、デオンくんに甘すぎる。 わざわざ元はリア発案だという、男性が女装し、女性が男装する毎週火曜日に執り行われる女帝エリザベータ主宰の舞踏会を設定してあげて、女装する理屈立てをして…
(ワタシ的に)傑作テレビシリーズ「鋼の錬金術師」の構成・脚本を手がけた會川昇原作・脚本ということで、この秋一番の期待作。面白くなりそう。 単なる時代劇的勧善懲悪ではなく、人間の業に関わると推測される「禁断の扉の向こうの世界」と、その世界を垣…
監督に、谷口悟郎さん、シリーズ構成に大河内一楼さん。そして、副シリーズ構成に吉野弘幸さんとくれば、期待しないわけにはいかないじゃないですか。 とりあえず、つかみはOK。初回から疾走感のある物語運びで、テンポのいい明快なエピソードを連ねて、話が…
この回は、ミサイル超獣ベロクロンということで、CGによる板野ミサイル大会が見所かな。 しかし、なんだか久しく、力を込めたミニチュア特撮をやってくれないなあ・・・・ ところで、サコミズ隊長が超獣ベロクロンの放ったミサイルの余波を浴びて、重症の…
この回は、アナーキーなギャグものの脚本として文句なしの傑作。尻上がりにギャグのボルテージが上がっていって、爆笑しまくり。大変面白かったです。素晴らしい。 冒頭で作り手自らツッコミいれているように、時間帯変更の3クール目の初回のこの回は、「如…
思春期高校生の選民意識、あえてステレオタイプなイメージで極論すると、私立進学高校優等生の、頭の中だけでふくれあがった選民意識が肥大化して、実体化していくというメタファーな話かなあ。 そんな連想してしまったのは、劇中の主人公が全国模試で常に一…
ワタナベシンイチ監督の新作。 私の敬愛する浦沢義雄先生全話脚本で、徹底して無意味&毒のある無邪気を走り抜いた「練馬大根ブラザーズ」の後なので、非常に期待してしまうではないですか。同じコンビの傑作「はれときどきぶた」もあるし。 しかし、事前には…
あー、音楽共々、かんぺき定型にはまった茶番ドラマになっちゃっているなー。ギャグとしても、空を切っている感じかな。 この回の収穫は、ミサキちゃんのスタンスが明確になったこと。やはり見下ろす視線。 泣き叫びながらのミサキちゃんの真意の吐露と、そ…
この回は、はじけきれず。 なかなか告白してくれないモリウチくんをじれったく思う目元ほくろが色っぽい、小さなカノウさんがキレて、猛毒を吐きながらじわじわとなじる話・・・・だったら面白かったんだろうけど、控えめな二人の可愛らしい「雨降って地固ま…
この回の最大の味わいポイントは、カゲヤマさんの卑屈さなんだけど、どーも前から思っていたのだが、連続ドラマとしてのキャラクターの継続性が無いような気がする。 ギャグ・テイストというのが、実はシリアスな、この物語のドラマ運びの中にはめ込まれた枷…
1話遅れ。 「ヤマモトとヤッた」という冗談めかした言葉の狭間に託したヤノの告白により、七美は、ヤノと口をきかない。話かけられても無視するし、電話が50回なっても出ない。 そんな七美に、追いすがるヤノ。ついには七美の家に花をもって押しかける。 …
2話遅れ。 あー、表面的な人間構図がほぼ明確になった回。 己に非がある弱みを抱えた男の、自分に非はないとする思いこみと、罪の意識の葛藤が面白かった。この回は、強気と弱気の間を揺れるヤノが良かった。 「俺は後悔なんかしたことない」と竹内くんにう…